スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レストランSIO

最近オープンする新店は、「自分の城!」という気負いがなく、自然体で自分のスタイルを表現するお店が多いような印象を受ける。3月1日、札幌・裏参道にオープンしたレストラン「SIO」(シオ)もそう。

30代のご夫婦二組で切り盛りするSIOは、ある意味、ライター泣かせのお店。昼、夜、そしてカフェと、3つの顔を持ち、昼と夜では形態が違う。しかも、シェフは3人。文字数が限られた媒体で、がしっと説明するのは難しいだろうなぁ、と思う。私なら、そう思っちゃう。

その3つの顔とは、こんな感じ。
●昼:2100円のコース1本のみ。コースの流れは一緒で、その日で素材や内容は異なる。
●夜:メニューはなく、黒板から本日の食材を選び、「こんな料理を」とリクエスト&相談をして、その場で自分だけの一品料理が紡がれる。しかも、ひと皿1000円という明快さ。ちなみに、コースでも組んでもらえる。
●カフェ:昼と夜の合間もカフェ「NOS(ノース)」として営業。働きもの! スパイス&ハーブのスペシャリストがつくる、ハーブティーを中心に、カレーなどちょいと食べられるものも用意。
※昼と夜はシェフ3人が厨房に立ちます。

前置きが長くなってしまったけれど、先日ランチコースをいただいた。ん?! いきなりポップコーンが出てくる!!

sio0101.jpg

話の続きはこの後で。


sio0102.jpg「スナック~塩味・甘味・テクスチャー」と題されたコースの第1幕は、煎りたてのスパイシーなポップコーンから。
続いてのお皿は、洋ガラシ風味のフィナンシェ、新得町「共働学舎」のチーズさくら、グリーン色が素敵なマカロンは、ハーブと日向夏のクリーム入り。

塩味、甘み、そして食感を、それぞれ刺激することを意図した内容。食欲増進にも働きかけるのだそう。初っ端から驚きと意外性のある展開にワクワク。


sio0103.jpg

スープにも、食べ手を惹きつける表現力あり。この日は新タマネギとウドのさっぱりとしたスープ。新タマネギには乳製品を加えて濃度をつけ、ウドはさっぱりと。濃度のコントラストが口の中に入ると、素材の味の輪郭をくっきり浮かび上がらせる。味付けは極力おさえ、数個落としたハワイの岩塩がアクセントに。

sio0104.jpg

予約時間に合わせ、そのゲストのために焼いたというパン。その「オープンサンド」。タンドリーチキンと野菜、そしてトリュフオイルを。

sio0105.jpg

このコースのメインともいえる、「オーブン焼きサラダ」。17種類もの野菜を、揚げたり、おひたしにしたり、炊いたり、ピュレにしたりと、それぞれ調理を施した後に、オーブンで蒸し焼きに。ふたを開けると、湯気とともにスパイスやダシのいい香りがふぅわり。

野菜をふんだんにひと皿で…という料理は多いけれど、最後に蒸し焼きのひと手間で、一体感が生まれるし、香ばしさや薫りもいい。その一方で個々の味わいもちゃんと楽しめる。何より、奥サマ、野菜高騰のこの時期に、こんなにいっぱいの野菜を満喫できるなんて、嬉しいじゃありませんか(笑)。

sio0106.jpg

締めのパスタは、トマト、オイル、クリームの3種類からチョイス。今回はトマトソースで、時季のホタルイカ、小エビ、バジルソースで。

sio0107.jpgもうね、野菜の段階でお腹が結構いっぱいに。見た目以上のボリューム感。それでも、甘いもんは別腹。コースの最終幕は、デザートとハーブティーで。

この日のデザートは、チョコレートと南国フルーツのパルフェ。これもおいしかったなぁ(思い出して反芻中)。

日本料理、フランス料理、鉄板焼き、ハーブ料理など、それぞれの道で腕を磨いてきた3人が、各自でお皿を担当し、料理はつくられる。だから、フュージョン料理というよりも、それぞれが紡ぐ、おいしい料理の集合体。そんな感じかなぁ。

代表の佐藤シェフに、「あえてSIOをジャンル別にすると?」尋ねてみると、「うちは食堂を目指しているんですよね」との意外なお返事。

ランチのコースでは、SIOの世界観をコースの流れの中でプレゼンテーション。夜のカルト料理で、いよいよ食堂の本領発揮。お酒とアテ的なひと皿を頼むもよし、お腹を満たす食事系を頼むもまたよし。コース仕立ても望むところ。SIO的食堂のカタチ。

これはライブ感あふれる夜SIOも体験してみなければっ!それにしても、久々に気持ちが盛り上がる料理の数々と、刺激的なお話。ご馳走さまでした。

レストランSIO
札幌市中央区南2西23テイストビル1F(裏参道)
011-676-9220
http://www.restaurant-sio.com/
関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。